最近は、拘りをお持ちのお客様がとても増えてまいりました。
当社見学会で、最近他社で建てられた方がどんな家なのかを見に来られます。そこでよく耳にするのは、『なんで、建てる前に知り合えなかったんだろう』『どこの会社でもこんな家が建てられと思ってました。』という言葉です。 残念な言葉です。始めて家を建てるために解らないことが多いため仕方ないのかもしれませんが、一件でもそんな言葉を聞かなくていい方法はないだろうかと考えました。他社で建てられた方との会話の中にヒントがありました。
一つ目の原因は、コンセプトがない家であること。二つ目は不特定多数のお役様に対して対応できるようにパターンが決められていること。三つ目は、コミュニケーションが大幅に足りないこと。などなど、まだほかにもありますが、ここではこれぐらいにして・・・
ここでは、一つ目の”コンセプト”に関して解説します。物作りをするうえで、コンセプトとは不可欠なものです。このコンセプトを明確にすることで、最終の完成品がどういう風になるのかが決まります。もちろん、作る過程も大事ですが、まずはコンセプトです。ですから、当社はコンセプトを大事にします。よくあるのが新築の夢のマイホームですから、あれもこれも雑誌で見たものなど、取り入れたくなります。それが、ナチュラルなテイストのものでも、モダンなテイストのものでもお構いなしに取り入れます。結果色んなテイストものが集まり、纏まりのない空間となります。それは、雰囲気のいい、オシャレな空間とは程遠いものとなるでしょう。それを防ぐために、コンセプトを作成し、それを目印に家を建てていくのです。
お客様に住みたい家のイメージやライフスタイルをお聞きし、年齢・家族構成・趣味・お客様お一人お一人みなさん違います。ゆえにお客様お一人お一人のコンセプトを製作いたします。人生で最大の買い物をするのですから、当たり前の事だと思います。
一般的にハウスメーカーさんの場合は、もちろんコンセプトはあります。しかし、不特定多数の方に家を提供すため、どうしても個々のお一人お一人のライフスタイルや土地・間取りなどに対応していません。いくつかのパターンによって対応されます。それがお客様のイメージ通りの家ならばそれは最高でしょう。しかし、そうでないならば、考えなければなりません。”予め決まった家に自分たちを合わせていく”のか、”自分たちのライフスタイルや夢に家を合わせていく”のかの違いです。お客様から見れば、同じ建築会社ですが、大きく違います。たとえば、『ナチュラル系の家』と一言でいっても、お客様の考えるナチュラルなイメージと、建てる側のイメージとが必ずしもイコールではないからで、他人ですから必ず”ギャップがあります。そのギャップが生じたままですと最終的に出来上がった家をみて『こんなイメージではなかった』『こんなはずでは・・・』という結果となります。この結果を大満足に変えるために、当社独自（建築の業界では行っていない）のお客様のイメージが共有出来るような工程を行います。もちろん、イメージをお持ちでないお客様もいらっしゃいます。そこは、当社と一緒にイメージ作りを行っていきます。
家の雰囲気作りには、間取りや仕上げ・色・ディテールなどが大きく影響いたします。ゆえに、建てる側のセンスが大きく要求されます。カラーコーディネート・空間デザインは、その道の専門家に相談するのが妥当です。
当社は、後悔のない・大満足のお客様を一件でも多く御縁できることに努力してまいりたいと思います。

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